「 土 着 の 人 」
“indigene” 伊 豆 野 一 政(陶芸) × 酒 井 崇(ドローイング) 二 人 展 IZUNO Kazumasa (celamic art) & SAKAI Takashi (drawing) exhibition 二〇一五年、未年の白白庵最初の営業は、二階・三階それぞれで別の企画をお見せします。 「天祭 一〇八」でもすっかりお馴染みの陶芸作家・伊豆野一政と、同じく天祭はじめ各地で評価を高める画家・酒井崇の二人展を三階企画室で。 昨春も開催し好評を博した「えんぎもの」展を、アクセサリーや小物を中心に二階サロンで。 最終日に行なわれる、酒数寄者・佐々木達郎氏によるワークショップも今年も大盛況になることでしょう! [会 期] 2 0 1 5 年 1 月 1 7 日 ( 土 ) - 2 月 1 日 ( 日 ) ※会期中、木曜定休 [会 場] 白白庵(3階企画展示室) 麻布十番のマンションの一室で作陶する伊豆野一政は、アーバンな生活を送りながらも作風においては古びた質感を求める異能の作家。 何度も釉がけと焼成を繰り返した末に、土が焦げたかのような色、肌触りによって年代不肖の作品を作り出す。 茶道具、酒器、花器に加えて得意のマスコット作りにおいても造形の上手さを発揮する。 かたや酒井崇は一見するとミュージシャンを連想させる飄々とした出で立ちからは意外な、緻密で執念深いペン画ドローイングを見せる。 描かれるモチーフは日本家屋、花や植物、女性など様々であるが、どれも過剰なほどの湿度と粘着性を纏い、異界へ誘うようでもある。 長野に生まれ東京で暮らす酒井にとっての「日本」の風景は、視覚を超えて感じるものなのかもしれない。 この二人による新作を多数展示し、しつらえによって彼らに通底する日本ならではの湿度や温度、手触りを感じ、 粘着性の高い土を連想することが出来れば、それは即ち現代においても確かに存在する「日本らしきもの」が見える瞬間になるだろう。 【企画・しつらえ】 石橋圭吾(白白庵)
作 家 の 酒 器 で 楽 し む 、 『 縁 起 酒 会 』 (講師・「酒数寄者」佐々木達郎) 新年を祝い、白白庵での「土着の人」「えんぎもの」両展覧会の開催を記念して、酒数寄者・佐々木達郎氏による恒例のワークショップを最終日に開催致します。 出展作家の酒器を実際に用いて、佐々木氏が推奨する日本酒セレクトを飲み比べ。 毎回人気で予約満席必至ですので、ご予約はお早めに! ● 開催 2/1(日) 15時~ / 18時~ ○ 料金 2,160円(込) 各回定員8名、 所要時間90分程度。 お問い合わせ info@pakupakuan.jp (担当:石橋) |