山田芳裕『へうげもの』最新刊第22服刊行記念 激陶者集団へうげ十作展

「 越 陶 燕 」 え っ と う ス ワ ロ ー ズ
Swallows passing over the ceramic

[日 程] 
2 0 1 6 年 6 月 2 5 日 ( 土 ) - 7 月 3 日 ( 日 ) 
※6月30日(木)は定休

[時 間] 
午前11時 - 午後7時

[会 場] 
白白庵(3階企画展示室)


歴史大河漫画『へうげもの』(山田芳裕・講談社)新刊発売を記念し、ツバメの季節に越陶野郎達が南青山・白白庵に集結!
野球の聖地、スワローズの本拠地である神宮球場ほど近くの場所で「野球」と「ツバメ」をテーマに繰り広げられる、笑いと涙と感動の焼き物讃歌!!


【スターティングオーダー】
   
1番 センター 小孫哲太郎(千葉)
  2番 ショート 寺田鉄平(愛知)   3番 キャッチャー 山田浩之(滋賀)
1974~ 東京都本郷高校
さよなら築地市場の海老問屋に生まれ、沖縄の美大へと回遊、現地で伝統陶芸のやちむんとウチナータイムを学び、房総半島へとたどり着いた縄文系海人
遺伝子に刷り込まれた刻文の本能、南国で爆発した彩色への情熱、展示会場でも箱書きを続ける童心など、余人の追随をまったく許さない境地を開拓した
陶芸界屈指のチョンマゲヘアー、千葉県大多喜町名物クラフト甲冑が俺のユニフォーム
地元のローカル線・いすみ鉄道サポーター、PTA会長など、活動の幅は広く、外見に反して社会性は高い
 

1975 ~ 愛知県立瀬戸西高校
織部焼の名匠の長男として、陶芸家という敷かれたレールの上を歩み、時として僚友たちの怨嗟の的とされながら、ベタなダジャレでも同世代の頂点に立つ瀬戸の若大将
本来、独立系個人作家の集団であるへうげ十作において、数少ない伝統工芸系ではあるが、オリジナルを伝世品のカバーと錯覚させる創意と実力は、名門ギャラリーからも高く評価されている
小孫哲太郎と並び、十作が誇るPTA会長として、子育て&地域活動にも熱意を燃やす
十作初の市会議員誕生の日も近い

  1970~ 兵庫県立篠山鳳鳴高校
鋭敏な時代感覚、深い問題意識、高い技術と斬新な発想とに基づき、複雑な現代社会における謎と疑問の究明にあたる探偵!ナイトスクープな奇才
その創作姿勢と人柄に触れ、ああ、これでいいんだと勇気付けられたり勘違いを冒す後進は多い
「山田」姓にははた迷惑は人物が多いと判明
6月8日より開催の東京・伊勢丹新宿店「カヤリズム」、ほぼへうげ十作展に、山田さんも参加しておられます
オンリーワンの「アート蚊やり」をぜひご覧ください
   
4番 ファースト 松本治幸(滋賀)
  5番 サード 平岡仁(和歌山)   6番 セカンド 富田啓之(神奈川)
1983~ 鳥取県立米子西高校
幼少時、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督と食卓を囲んだ過去を持つ
京都の美大入学後、かつての日本人にとって焼き物先進地であった韓国へ密航、国外退去、復学を経て、信楽山中に秘密工場を設置
陶芸の常識を超えた諸元素の複雑な調合、スキンレスな世界最薄最軽量への挑戦など、日夜怪しい活動を続けている
平たく言えば、プログレ中のプログレ陶芸家、黙々と革命活動に挺身するテロリストといった趣きにて候
 

1976~ 和歌山県立海南高校
備前焼に魅せられて脱サラ、陶芸家となったおやじの海を泳ぎ、紀州和歌山で備前や唐津を焼きまくる現役社会人蹴球者
焼き物作りのためと称し、試合後、仕事後のバンシャク部活動を一日たりとも欠かさない
東の富田啓之と並び立つ西の横綱として、他の作家の作品をこよなくリスペクト、日本酒とともに五臓六腑に注ぎ込み、ものづくりの血肉と成す
サッカーで鍛えた肉体、酒でしごいた内臓、陽灼け酒灼けした膚で、うつわというフィールドを今日も駆け抜ける

  1977~ 神奈川県立大原高校
ロングビーチな湘南は大磯の海と陽光に育まれ、一点の曇りもない少年時代を過ごしたかと思いきやさにあらず、世代の割にはベタな体験のうちに大人の階段を上る
芸大進学を断念し、人気女性陶芸家の門を叩き、焼き物のABCを学び、地元に工房を構え、首都圏屈指の人気陶芸家に成長
展示のしつらえ、会場の施工に重きを置き、空間から作品を発想することも多い
他の作家の作品と日本酒をこよなく愛し、シラフとはまったく違うカオを見せる豹変ぶりも魅力
   
7番 レフト 伊豆野一政(東京)
  8番 ライト 田村一(秋田)   9番 ピッチャー 栢野紀文(愛知)
1974~ 埼玉県秀明英光学園高校
京都の美大でデザインを学ぶうち、古陶磁に強く魅せられ、伊賀の著名作家の門を叩く
カリスマのスパルタに耐えること数年、数々の名品にも触れ、土中に長年埋もれていた焼き物の質感追究という、前人未到のケモノ道へと到る
高度な造形力、骨董品とは異なる鉄錆びた迫力は、陶器との新たな出会いを求める物数奇たちに深く愛されている
料理の腕前を活かし、『へうげもの』全面参画ものづくり祭・天祭一〇八(大本山増上寺)にたびたび屋台を出店
同僚作家を圧する多芸ぶりと、板に付いた割烹着姿が見え静かな感動を呼んだ
 

1973~ 秋田県立秋田高校
実家は秋田市で悠久の時を刻む古社
遠い祖先はバイキングとも坂上田村麻呂とも言われ、後者については一族郎等の間で代々語り継がれている
往年の強打者・石井浩郎(早大→プリンスホテル→近鉄→巨人→ロッテ。現参院議員)を生んだ秋田高校在学中より、野球ならぬプログレなロックに魂を奪われ、以来エレキギターが無二の友
大学のサークルで陶芸を始め、自ら社会人失格の烙印を捺した後、作家活動へ
東京~益子~秋田へと拠点を移し、表参道など都心を主戦場に、リビングとアートを縦横するノマド生活を続けている
しのぎ、たわみ、ゆがみを基調に、磁器の限界を打ち破る作品は、陶芸界を超えて評価が高まる
長年傾倒してきたプログレ愛、斯界の寵児・新政酒造当主を親戚に持つ日本酒愛、男性本能が爆発する異性愛など、テーマはとにかく愛

  1971~ 岡山県立総社高校
連載当初より『へうげもの』を熱読
すでに著名な陶芸賞に輝く気鋭でありながら、激陶者集団へうげ十作の活動開始に、俺こそへうげものだッと、自ら参戦志願
山田芳裕をして、これぞ現代の「織部」と言わしめ、俵屋宗達の主要モデルとなる
私生活のパートナーから大きな刺激を受け、技法、マインドともに新境地を続々開拓
目の覚めるよなゆかいなうつわ群に、どうぞご期待くだされ

【ベンチスタッフ】
Bucci(東京)※へうげ十作見習い
前川多仁☆殿下(京都 / 染織)※助っ人
シマダヒデアキ(L.S.D.)※豪腕リリーフ
松村宗亮(SHUHALLY)※ワンポイントリリーフ・屋上《欲情》茶会担当茶人
石橋圭吾(白白庵|有限会社ニュートロン)※ヘッドコーチ(企画運営)


《屋上(欲情)テント茶会》 (茶人・松村宗亮(SHUHALLY))

● 開催 7月3日(日)
● 時間 15:00~ / 16:00~ / 17:00~
○ 会費 ¥1,500(税別) ※薄茶一服、お菓子付き
◎ 定員 各回6名(要予約)

伝統を重んじる茶の湯の世界において、茶席被庵以来常に新しいお茶の楽しさ、現代のスタイルを提案し話題の茶人・松村宗亮氏。
漫画「へうげもの」(講談社・山田芳裕)の世界観を現代に伝える茶人は彼しかいないと言わしめる数寄者による、特別茶会!
作家の茶碗・道具を用いて、めったに上がることの出来ない白白庵屋上にテントを張り、数寄者達が欲情する!!

お問い合わせ・ご予約は白白庵(担当・石橋)までメールにて!
info@pakupakuan.jp







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