生 ま れ 変 わ る 、 ミ カ ・ タ モ リ

白 白 庵 企 画 Mika TAMORI 個 展


PAKUPAKUAN presents | Solo exhibition by MIKA TAMORI “my Things”



[日 程] 2018年1月6日(土) - 15日(月)  *1月9日(火) ・10日(水) ・11日(木)は定休

[時 間] 午前11時 - 午後7時

[会 場] 白白庵(3階企画展示室)


☆ 1月6日(土) 16:00-19:00 レセプションパーティー開催 ☆
2018年の幕開けを飾る個展のオープニングとして、作家を交えて皆様と歓談のひと時を過ごしたいと思います。
お酒・お飲み物と簡単なおつまみを用意いたします。
どなたさまも気軽にお集まり下さい! 《参加無料・予約不要》

2018年2月にタイでの個展を控え、気力充実の渾身の発表となります。
会場での大型作品の公開制作や新作立体など、ご期待下さい。


*写真は2016年10月、第六回「天祭 一〇八」(増上寺)にて、急遽実施したライブペインティングの様子。
 この時のパフォーマンスの素晴らしさに感銘を受け、今展の企画に至りました。

- ステートメント -
航海には羅針盤、天体観測器、六分儀が必要だ。
それから、わたしたちの起源を探し求めて、星々の間にカシオペヤや他の星座たちを見出さねばならない。
「my Things」の行程は、まさにこの星座を探す旅路について教えてくれる。
(Letter for Mika Tamori ”my Things” より一部抜粋)
この展覧会では、作家本人のアトリエと同じような空間を作り、その中の多くの作品が展覧会会期中に制作されます。
これらは公開制作とも言えますが、作家の持つ遺伝子と、その場の空気の化学反応を実験的に作品に反映し、よりプライベートな作品を制作することを意図としています。
展覧会「my Things」は3つのカテゴリーで構成されており、
・”主観的な神棚”_日常の無意識からの意識の集積、そのインスタレーション。
・”ショートしたエピジェネティクス”_白紙のキャンバス、ギャラリー内でのペインティング。
・”私のモノ”_無数の瞬間をとじこめたクレイ。
この3つのカテゴリーから、自身のよりリアルな内面が反映されるでしょう。

MIKA TAMORI

「my Things」に添えられた手紙

- 私のモノ
- ショートしたエピジェネティクス
- 主観的な神棚

航海には羅針盤、天体観測器、六分儀が必要だ。
それから、わたしたちの起源を探し求めて、星々の間にカシオペヤや他の星座たちを見出さねばならない。

「my Things」の行程は、まさにこの星座を探す旅路について教えてくれる。

起源、始まりとは、肉体が確たる理由もなしに偶然に、襞(ひだ)の陰や体の中空に生み出す無害な物質の起源のことであり、それはまるである運動の軌跡、あるいはむしろ、ある運動の死の軌跡のようなもの…すなわち、硬直化され、凍りついた素粒子、モナド、そして痕跡の軌跡のようなものであり、これらが静止したあとに残るのは人工物と、死んだ記憶と・・・虚無の堆積だけなのだ。
さらにある必要によって、時空間が縮小し、自ら折り重なることで、猿に似た連中がわたしたちに警告を与えてくれる・・・・・・。
エピジェネティクスという学問のおかげで、わたしたちは無気力状態から、そして破壊的な決定論が示す運命から解放されるというわけだ。
つまり、ホモ・エレクトスから分岐した原始人が、不器用ながらも直立した姿勢で、わたしたちに時間に関するある「バグ」を与えてくれるのだ。

この作品は、タモリミカの美しい隠れ家からこぼれ落ちた、美しく、内省的な星座である。
これは彼女の内的生活の秩序であり、彼女の精神的な深奥なのだ。
こまごまとしたオブジェによる儀式は、子供の好奇心で集められたコレクション陳列であり、まるで想像力への絶望の証明、冷笑主義への防御壁のようなものなのだ。
そしてわたしたちは「ウォルター・ベンヤミン」の名前を思い出すのである。

「Things」、「エピジェネティクスによるバグ」、「主観的な神棚」、これらは紙でできた砦、精神的な錯綜、そしてこの世界に生きる・・・・・・
すなわち時間性と意識、共感覚と火の上でのダンスでできたこの世界に生き・・・・・・そのリスクを受け入れる人間の、精神的なマッピングを構成しており、これによって、宗教的なしきたりを通して「ここ」と「いま」それに神経症的な「時代精神」を追い払うのである。

Landing, touch-down et take off….Le voyage prend du temps, d'autant que votre destination est incertaine…

着陸、着地、そして離陸・・・・・・目的地がはっきりとしないがために、この旅路は長くなる。

【企画・ディレクション】
・石橋 圭吾 ISHIBASHI Keigo(白白庵|有限会社ニュートロン)


MIKA TAMORI ミカ タモリ (画家・アーティスト / 東京)
文化服装学院卒業
デザインオフィス カニカピラにてイラスト、刺繍アートなどを担当。
2010 初個展 「idea circuit」(orbit)
2012 「LAFORET FASHION WEEK」 参加
2013 「Red Bull Canvas Cooler」 出展
2014 「HELLO KITTY 40th コラボアート」 出展
2015 「girlsArtalk Special Exhibition」 にて個展(伊勢丹新宿店 / 東京)
2016 第六回「天祭 一〇八」(増上寺 / 東京)にてライブペインティング実施
2017 タイ・バンコクでの活動を開始
2018 タイ・バンコクにて個展”Don’t look at me”開催予定。

 

【主な出展歴】
2009 東武百貨店池袋合同展
2010 初個展「idea circuit」(orbit)
    東京都現代美術館、contentへ巡回。
2011 個展「Extra chapter」(SAN BAN CHO CAFE)
    個展「Search for me」(AMRTA)
2012 「LAFORET FASHION WEEK」参加
    個展「THE SEA DREAM」(CAMARADA)
2013 西武渋谷店「シブヤスタイル vol.7」出展
    忌野清志郎追悼展「愛し合ってるかい? vol.5」出展
    「Red Bull Canvas Cooler」出展
2014 「Who By Art」「シブヤスタイル vol.8」(西武渋谷店)出展
    企業コラボアート「HELLO KITTY 40th コラボアート」出展
    個展「Classical fantasy」(CAMARADA)
2015 グループ展(上野美術館)
    個展「RAKUGAKI」(Gallery LE MONDE)
    「girlsArtalk Special Exhibition」にて個展(伊勢丹新宿店 / 東京)
    第五回「天祭 一〇八」(増上寺 / 東京)
2016 「ITACHOCO ART」(伊勢丹新宿店 / 東京)
    「肖像の再生」(白白庵 / 東京)
    第六回「天祭 一〇八」(増上寺 / 東京)・大型ライブペインティング実施
2017 タイでの活動を開始。
    バンコクにあるスタジオnew-テリトリーズにてムービー制作に関わるなど表現の幅を広げ活動。
2018 タイ・バンコクにて個展”Don’t look at me”開催予定。

2018年より活動を再起動し、作家として新たにスタートします。
https://www.facebook.com/TamoriMika/

 






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